今日はドキドキしながらインテグレーションコース初日に行きました。その備忘録です。
インテグレーションコースとはドイツ移民のためのドイツ語コースです。
(こちらに詳細があります)
ー前日の心境ー
日本で退職してからコミュニティに約半年ほど所属していなかったこともあり前日からドキドキそわそわしておりました。
また、ドイツ語ぺーぺーなので授業についていけるかも不安でした。
私はコースの最初(A1.1)から参加なのですが、授業自体がドイツ語で進むらしいのでそれはもう不安でいっぱいでしたよ、ええ。
もう一つ不安要素がありまして、前回プレースメントテストで訪れたときに貰った案内用紙には教室番号が書いていなくて。アプリで教室番号が確認できるとあったのでインストールしたけど私が参加するコースは情報が載っていない。
まあ当日どうにかなるだろうと思いつつも少し不安を抱えていました。
日本だとこんな些細なことで不安にならないのに、ちょっとしたことで精神を揺さぶられるのが海外生活なのだと感じています。
ーいざ1日目の朝ー
授業は8:45から。学校まではバスで20分程のほど良い距離感だ。
少しひんやりとした朝の空気を感じながらバスに揺られる。
30分前とずいぶん早く到着してしまったので少しだけあたりをうろついた。
20分前くらいになったので学校へ入る。エントランスの掲示板に教室の情報があるかもと淡い期待を抱いていたがなかった。
とそのときプレースメントテストのときに見たであろう男性を発見。どうやらその人も部屋番号がわからない様子だ。同じ先生の授業か気になったのでドキドキしながらたどたどしいドイツ語で話しかけてみる。そしたらあちらからもたどたどしいドイツ語で返答があり、同じ先生だと判明。
自分だけがわからない、ドイツ語が話せないのではない、仲間がいるとわかると途端に安心する。人間の嫌なところである。
事務所で確認できればよいのだが、あいにく事務所は9時からで鍵がかかっている。
職員っぽい人もいないからどうしようもない、と思い事務所の前で待っていたらちらほらと人が増え気づけば10人ほどその場に集まっていた。私と同じ迷える子羊だ。
皆"ちいかわ"のような佇まいで、それぞれ何を話すわけでもないが謎の連帯感と安心感が生まれていた、と私は感じた。
そこに職員らしきおっちゃんが現れた。初級コースの部屋はあっちの建物の5階やで!と教えてくれた。私たちは救われた。
みんなで5階へと向かう。階段で。スペイン語を話すマダムはめっちゃ息切れしていて辛そうだった。途中でエレベーターを発見して、あるんかーい、という表情をしていた。
そうして無事に教室に辿り着き、しばらくすると先生が来て授業が始まった。
先生めっちゃ親切で身振り手振りを交えてゆっくり話してくれる。わかりやすい。
受講者の数は20数人程度。ほどよい。
20~60代で男女比は半々くらいで、アラビア語圏の人が多く、次いでロシア語圏といった感じだ。東アジア系は私だけだ。
・授業の内容
初日ということもありイントロダクションの後、自己紹介から始まった。
座席を円状に並べて、真ん中に集まって目が合った人と自己紹介をし合い、それを多数と繰り返すことをした。私の名前は日本ではかなりメジャーな名前だが、海外の人は発音が難しいらしく、特に名字は何度も聞き返されたし正確に発音するのが難しいようだった。同様に私も海外、特に非英語圏の名前はめちゃ難しい。申し訳ないが初日で覚えることは無理である。
授業の雰囲気は思った以上に和やかだった。そして皆よくしゃべる。先生からの軽い問いかけへの反応もすこぶる良い。日本でこの雰囲気を最後に味わったのはいつだろうか?おそらく小学校低学年とかのまだ多くの人が自由奔放に生きれていたとき以来ではないだろうか。良いカルチャーショックだ。私も見習っていきたい。
・テキスト
私の受講しているクラスでは"Schritte plus Neu"というものを各モジュールで1冊使用するらしい。1冊20€、6モジュールあるので合計120€か。安くはない。
このテキストを使うとの説明が今日あったのでもちろん私は持っていなかった。しかし半数弱がすでに持っていた。なぜ。
学校の事務所でも買えるらしいのだが、残念なことに授業が終わるころには事務所は閉まっている。面倒だが本屋に行くしかない。
今日中に本が手に入るか不安だったが、授業後に大きめの本屋に行ったら山積みにされてあった。よかった。
・宿題
毎日宿題が出るらしい。今日は初日だからか宿題の量は少しだった。
学生時代を思い出せて楽しい。(と思えるのも今のうちかもな)
今日の1曲
Feist - Mushaboom
軽やかです。