ほぼドイツ!世界音楽見聞録

2023年よりドイツに居座っています。アジア音楽を中心に広く浅く聞いたり、二胡弾いたり

ベルリンフィルのコンサート行きました

4/27のベルリンフィルハーモニーのコンサートに行ってきましたという記録です。

めちゃよかったです。

クラシックに詳しいわけではないが、幼少期からピアノ弾いたり、吹奏楽オーボエちょっとだけとトランペット吹いたり、大学ではなんとなくオケに入ってバイオリン始めてみたりして、クラシック音楽に憧れを抱いきながら生きていたわけなんです。

 

わたくしプロオケの演奏会行くのは今回が初めてで、それでベルリンフィルとはなんとも贅沢ですね。しかも曲目がめちゃ豪華。

 

シューベルト - 魔法の竪琴序曲(ロザムンデ)

ブラームス -ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77

ベートーヴェン - 交響曲第5番

 

指揮者はダニエル・バレンボイムの予定だったのですが、体調不良とのことでダニエル・ハーディングに代わりました。ダニエル繋がりだなあとか思いました。自分が全くの無知なので直前にウィキペディアを見てみたら、ハーディング氏は指揮者兼パイロットと書いてあった。多彩過ぎる。

 

プロオケ聞きに行ったことなかったのでドレスコードとかあんの?と前日になって心配になり、服屋行ったりしたのだが、全然欲しい服がなく結局何も買わなかった(いい感じの黒いワンピースとローファーが欲しかったけど)。結局いつもの感じの服とスニーカーで行きました。

足元見られてウっとなるかもと思ったけど割と他の人もカジュアルで全然問題なっしんぐでした。一安心。でも中にはなんかエグゼクティブな人々もいて、うおぉと思った。

 

席は右側の2階席でした。第一バイオリンがよく見える。そしてオーボエもよく見える。開演前にオーボエの方がステージ上で最終確認みたいな感じで音を出していて、もうそれがめちゃくちゃ上手すぎた(世界的オーボエ奏者に対して失礼ですね)。オーボエやっぱりいいなあと思った。中学の時ちょっとだけやっていたが、リード1本で3000円くらいした気がするし、それもすぐだめになるし、まず楽器自体がべらぼーに高い。貴族の楽器だ。当時はなんか地味だなと思ってトランペットに乗り換えた。(スウィングガールズに大いに影響された。)

でも今となってはオーボエずっと続けていればよかったなあと激しく思う。

 

そんなことを思っていると団員の方々がステージに登場した。コンマスは日本人の方だった。めちゃかっこいいなあと思った。私が想像できない程の努力を重ねてきたのだろう。

 

そして協奏曲のバイオリンソロはのLisa Batiashvili氏でした。

すごかった。感動した。もうその一言に尽きる。人間ってすごいなと思った。語彙力のなさが悔やまれる。

 

どの曲も素晴らしかったがやっぱりベートーヴェン好きだなあと思った。1楽章のホルンのところとか生で聴けてテンション上がった。全体的に疾走感を感じた。指揮者がパイロットだからだろうか。そして4楽章はなんか生きる喜びを感じた。音楽っていいなというなんとも安直な感想しか浮かばなかったが、そう思った。

そしてやっぱり一番私の心に残ったのはオーボエの音色だった。おそらく今回の第一オーボエはAlbrecht Mayerというお方。ドイツで推しができた。いつかこのお方のモーツァルトオーボエ協奏曲を生で聞いてみたいなあ。