ポツダムといって何を思い浮かべますか?
第二次世界大戦・太平洋戦争のポツダム宣言という方が多いのではないでしょうか?(私がそうなので)
ポツダムはベルリンの西側に位置する都市で、ブランデンブルク州の州都です。
(ベルリンは都市州なのでブランデンブルク州ではない)
ポツダム会談が開かれた場所はSchloss Cecilienhof(ツェツィーリエンホーフ宮殿)という宮殿で、ちょっと北に行くとビールの醸造所があります。うれしいね。
Meierei Potsdam - Gasthaus und Brauerei
ポツダムはベルリンとはまた違った魅力があります。色で例えるならベルリンはビビッド、ポツダムはパステルカラーのイメージ。
私2カ月ほどポツダムで暮らしていたので、その間よく散歩していました。
5月中旬に散歩したときの素材があったので今更ながらまとめてみました。
散歩コース
今回の散歩コースはこちら。ブランデンブルク門からBassinplatz(バッシン広場)まで、おおよそ1kmの旅です。
ブランデンブルク門(Brandenburger Tor)
ベルリンのブランデンブルク門が有名だと思いますが、ポツダムにもあります。なんならこっちの方が21年も前に建てられています。
フリードリヒ大王が1770年、七年戦争でオーストリアに勝利し、プロイセンがヨーロッパの大国の仲間入りしたことを記念して、当時の軍都の入り口に建てるように命じたとか。
ベルリンのそれと比べるとちっこくて可愛いね。
ブランデンブルガー通り(Brandenburger Straße)
なんて可愛らしい街並みでしょう。左のカフェでティラミス味のアイス食べました。2~3€くらいで良心的な価格設定だった気がします。美味しかった。
ドイツでは老若男女問わずアイスを食べ歩きしている人々を見かけます。微笑ましい。
あと空が青いね!ヨーロッパで写真とると彩度が高い気がする。なんで?気のせいか?緯度の高さとか関係あるのかね。生きていると不思議がいっぱい。
小道に入るとイケアがありました。
落ち着いたいい雰囲気だ。カフェオレ飲んでぼーっとしたい。
ドイツでもイケアちょくちょく見かけます。
服屋もちょいちょいあります。こちらなんか独創的でいいんじゃないでしょうか?
日本ではなかなか見ないデザインにきっと心奪われることでしょう。
赤い髪のマネキン、痺れるね。
お次はおもちゃ屋さんの前に何やら木製の雑貨が売られていました。
恐竜のまな板?可愛いね。今更欲しくなってくる。卵の椅子(エッグスタンド)もいい。こっちに来てからこういう卵の椅子かなり見かける。私は素人なのでこれ使うと卵食べづらく感じてしまう。文化の違いを感じます。
日本でもちょいちょい見かけるリンツ。スイスのメーカーです。ドイツでも割と見かけます。
ドリンクだと溶ける心配しなくていいからいいね。リンツどこにでもあるからって入ったことないのよな。今度行ってみようかな。
お、何やら緑色の集団が目立つな。
名前知らなかったから緑ファミリーって呼んでましたが、今調べてみると正式名称も"Familie Grün"(緑ファミリー)で驚いています。(まあ見たまんまか)
こちら1982年のCarola Buhlmannの作品です。
ポツダムの公式サイトによると、この一家は日曜日の散歩のために着飾っているとのこと。解説が面白かったので日本語にして一部抜粋しました。
父親:ひげを巧みに広げた髪型と服装で、70年代の男性のように見える。おそらく誠実さを強調するためのしぐさで、彼は特大の右手を胸に当てている。同時に、彼は相手に曖昧にウインクし、まるでこのジェスチャーの真剣さをもう一度問いたいかのように見せる。
母親:彼女のシックなブルーのパールのネックレス、メイクアップされたまぶた、平らなグリーンの帽子の間の色の遊びを発見したくなる
息子:大きな目、バラ色の顔、突き出た耳は生意気で幸せそうに見え、両親に気づかれずに何気なくズボンのポケットに左手を入れる少年の悪党性格を視聴者に推測させる。
悪党性格が推測されちゃってるのがかわいいね。てかなんでズボンのポケットに左手を入れると悪党性格になるのか…? 私は残りのドイツ生活でこの謎を解明できるのだろうか。
こっちでアジアのものを見かけると嬉しくなる。
色鮮やかですね。青色のとか味の想像がつかない。あれ、日本のタピオカ屋もこんなにカラフルだったっけ?
ネオンと酒樽のコラボレーション。痺れるね。
レモンがお供えされている。なんで?
バッシン広場(Bassinplatz)
やっと着いた、バッシン広場にある聖ペテロ&パウロ教会です。
このすぐ隣では市場が出ていて、5月だったこともありホワイトアスパラをはじめとする野菜が売られていました。
Bassinとは貯水池という意味です。この名前の由来として、少し北に位置するハイリガー湖まで続く広大な湿地帯の上にオランダ人街が建設されたため、ポツダムを軍事都市にするために拡張する際に水を抜く必要があったそう。その水は水盤に流されたが、沈泥してしまったため、1825年以降に埋め立てられて都市広場になったそう。
今回散歩したエリアは旧市街と言われるだけあって、レトロで綺麗でした。
気が向いたら次はサンスーシ宮殿編も書き残したいと思います。
今日の1曲
The Beatles - For No One
ホルンの音がなんかこの風景に合うなあと思いました。