なんとも悲しいお知らせですね。
ベルリンの観光名所として絶大な人気を誇る博物館島、そしてその中でも光り輝くペルガモン博物館。
2023.10.23に大規模改修のため完全閉館するようです。再開は2027年以降になるとのこと。再開することにはドイツから去っている予定なので、これは閉まる前に行かねば、と思い行ってきました (2023.07.16) 。6年ぶり2度目の訪問です。
公式サイトから事前にタイムスロットチケットを購入して行きました。私が到着した13時過ぎ時点で当日券は売り切れていたので事前購入しておいてよかったです。駆け込み需要恐るべし。
チケット
大人:12€
↓公式購入サイト
今回はペルガモン博物館を訪問するにあたって知ってたらもしかすると役に立つような立たないような情報を挙げていこうという試みです。(あと3か月で閉まるけれども)
ペルガモン博物館とは
ベルリン中心部に浮かぶ博物館島。島と付くことからお察しのように川で隔たれたエリアにベルリン国立博物館を構成する5つの博物館があり、その不動のセンターとして(少なくとも私のなかでは)ペルガモン博物館は存在しています。
1910 年から 1930 年にかけて建設されたとあり、この時は第一次世界大戦がはじまる前から第三帝国と呼ばれるナチス政権が台頭するまでってことか。一次大戦の代償として天文学的な賠償金を課されてハイパーインフレになっていた時代ってこと?その当時にこれだけの建造物を作るってすごいね。このあたりの時代背景を知りたくなりました。
ペルガモンという名前は、その主要な見どころである「ペルガモン大祭壇」に由来しています。2023年現在、こちらは改修中で見学できないのは残念ですが、他にも数多くの素晴らしい展示物があり、出口に向かう頃には12€でこんなに見れてお腹いっぱいという気持ちになるはず。
古代オリエント、ヘレニズム時代の遺跡が数多く展示してあります。
古代オリエントといえば文明のはじまり。。。紀元前数千年前にこんな高度な文明があったのか、と驚かされます。ロマンの宝庫ですね。シュメール人とか高校で世界史とってた人は好きな人多いのでは(私は大好き)。
ちょっとでもこのあたりの歴史の知識があったらより楽しめること間違いなし。
展示物に纏わる人物について調べてみました。もしお時間あれば覗いてみてもらえると嬉しいです。
アクセス
各公共交通機関の最寄り駅
①Sバーン(ちっこい電車)の場合
Hackescher Markt(ハッケシャーマルクト)駅から徒歩6分ほど
景色がきれいなので歩いてたらすぐ着く。
②Uバーン(地下鉄)
Museumsinsel(ムゼウムインゼル)駅から徒歩3分ほど
ベルリン大聖堂を横目にすぐです。
③バスでもトラムでも簡単に行けます。
Georgenstr./Am Kupfergraben
Am Kupfergraben
これらも徒歩5分程度で着きます。
守るべき規則
数千年前のレガシーを100年前のドイツ人が大切に運んできた展示物たち。
敬意を持って見物できるといいですね。
公式が出している注意事項を見つけたのでいくつか日本語にしてみました。
https://www.smb.museum/fileadmin/website/Bildung_Vermittlung/pdf/Benutzungsordnungdeutsch_engl.pdf
・30×20×10cmより大きなカバン、鋭利なものは持ち込み禁止
(館内にコインロッカーあり〼、1 or 2€コイン入れて返却されるやつ。ただし、機内持ち込みサイズより大きなものはロッカーに入らないので悪しからず)
・重いコートや濡れた上着も預けてね
・移動補助具の場合は持ち込みOK
(展示物を損傷する可能性があるので必要に応じて)
・お子様をおんぶ、肩車しちゃだめ
・レーザーポインター、自撮り棒禁止
・筆記用具は鉛筆のみ使用可
・電話禁止
・撮影は営利目的の場合、美術館管理委員会の書面による許可が必要
近くのおすすめレストラン
ザ☆ドイツなレストランが徒歩10分ほどのところにあります。
Brauhaus GEORGBRAEU
ベルリンのど真ん中でビールを醸造しており、それが飲めるなんてなんという贅沢。
テラス席も充実しており、シュプレー川を眺めながら食事をするのもまた一興ですね。
料理のお勧めはこの迫力満点のアイスバイン(豚を煮たやつ)です。
ちょっと見た目があれですが、長時間塩で煮込んであるおかげで豚臭さがなく、油も程よく落ちていておいしいです。これは家で作れないから特別感があっていいです。
付け合わせの芋、豆、キャベツも美味しい。
今日の1曲
Khruangbin - Time (You and I)
いろんな言語が出てきますね。言葉、文字の起源を探る、なんとロマンがあることか。