ほぼドイツ!世界音楽見聞録

2023年よりドイツに居座っています。アジア音楽を中心に広く浅く聞いたり、二胡弾いたり

【インテグレーションコース】166日目&【愚か】締め出され記録

インテグレーションコース(ドイツ語学校)、166日目が終わりました。

そして今日ドイツに来て初の締め出しをくらいました。。。。。愚かである。今日は主にその愚かな記録です。

 

授業内容と様子

今日は第二次世界大戦中~後のドイツについて学んだ。

昨日同様プリントが配られ、そこにある写真と文章を見て自分の言葉でその状況を説明するということをしました。

学校でもいろいろあったが、今日はそれどころではない。締め出しの記録を書きたくてうずうずしている。

 

締め出され記録

家に帰って昼食をとり、掃除をしていたらインターホンが鳴った。受話器で応答するとどうやらFedexのようだ。棟と階数を聞かれたので答えると、どうやら部屋の前まで持ってきてくれるようだ。今までは自分で下まで取りに行っていたので楽だなあと思った。上はヒートテックしか着てなかったので急いでなんかもこもこのフリースを着た。

すぐに階段の音がしたので玄関を出て受け取った。あれ、受取人が自分の名前じゃない、と思って確認すると別の棟の人の荷物だった。ついに来た。ドイツあるあるの一つ、「隣人荷物預け」だ。正直嫌だが対応してしまったものは仕方がない。Fedexの兄さんに私がなんかすることあるのか?と確認すると、受取人のポストに不在票入れておくから待ってればいいとのこと。

 

正直面倒くさいが仕方ない、と思って部屋に戻ろうとするとドアが閉まっているではないか。あれ、もしかして部屋に戻れないのでは、、、

(ドイツでは外側にドアノブがないのが一般的で(あるにはあるが、回らない)、施錠していなくても鍵がないと開かない)

一瞬出ただけで鍵なんてもってないし、この時あろうことかスマホ持っていなかったのだ。颯爽と階段を駆け下りる兄さん。今頼みの綱はこのFedex兄さんしかいないと思い、助けてくれないかと状況を説明した。スマホを貸してくれたが、管理人の連絡先はおろか、夫のドイツの電話番号も覚えていない。詰んだ。普段自分の荷物を受け取るときは着日は大体予想できるので、いつも鍵をポケットに入れているが今回はサプライズ。

そうするとこのFedex兄さんは優しい人で、エントランスの掲示物に管理人の番号を探してくれた。管理人の番号は見当たらず、エレベーターの管理会社の番号があったのでそこに電話して管理人の番号の問い合わせができるか試してくれた。管理人の番号はわからなかったが、鍵屋の名前と場所をメモしてくれた。メモをくれたときに「鍵屋はめっちゃ高いと思う。」と教えてくれた。大人しく夫が帰るのを待とうと思った。(仮に管理人に繋がったとしてもおそらく合鍵はないので、結局おとなしく待つのが一番と判断。プラスチックカードとかで開ける猛者もいると聞いたことがあるが、それは猛者のなせる業)

 

この時たぶん14時半くらい。夫が帰ってくるのは大体19時半とかだ。5時間近くある。果てしない。果てしないぞ。

この時の私の状況は財布、鍵、スマホなし、あるのは他人の荷物だけだ。時計もないから今何時なのかもわからない。不幸中の幸いだったのは、料理中ではなかったこと、トイレに行った直後だったこと、もこもこのフリースを着ていたことだ(今日割と寒かった)。

「この悠久の時をどう過ごそう?」

暇さえあればスマホを見て過ごしている私にとっては難題だ。あと普通に時間めちゃもったいない。でもテスト後でよかった。

 

まず玄関前に座り、自分の愚かさに立ちすくんだ(座ってるよ)。やることないので荷物を眺めていると、宛名がキャストアウェイ(トムハンクスが遭難する映画)のお友達のボールと同じではないか。待てよ、Fedexが原因だし、もしかして私、トムハンクスってことー?とか思ってにやりとしたが、すぐに虚しさがこみ上げた。

その後はエントランスに移動して、そこにあるちっちぇえ椅子に座りに行ったが、人が出入りする度に挨拶するのがいたたまれなくなり、退散した。

自分の玄関の前に戻り、どう時間を潰そうか、クリエイティビティが試されているなと思った。まずは階段をうろついたりしたが下手に体力消耗するのもよくない。中庭を見た。いつもは鳥がいて見応えがあるが生憎今日は不在。フリースに毛玉がついているのに気づいたので、毛玉むしりに勤しんだりした。手すりの形状や壁の材質を見たり、階段の数を数えて建物の高さを予測したりした。

 

こんなに長い時間階段の踊り場にいたことは、今日が最初で最後だろう(そう願う)。

ついにやることなくなったなあ、とふと階段の窓をみると、窓はステンドグラスっぽく、幾何学模様がある。これはいい。色んな形と色んな色があるので、それぞれの面積比を出すなどして遊べるぞー!紙がないのが不便だったが結構楽しめた。

そうこうしている内に足音が!

下の階の住人だった。暫くして夫が帰ってきた。歓喜

私はまず今何時なのか尋ねたのだった。

 

宿題

テキストの文章読んどいて~っていうラフな感じ

 

今日の1曲

Temples - In My Pocket

 

今日ポケットに鍵があればよかった。

In My Pocket

In My Pocket

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