ほぼドイツ!世界音楽見聞録

2023年よりドイツに居座っています。アジア音楽を中心に広く浅く聞いたり、二胡弾いたり

ドイツで米炊いてみた & 水曜日のカンパネラ - チンギス・ハン

全然音楽に関する記事書いていないですが、コメの炊き方の備忘録書いていきます!

 

ドイツに来て1週間ほどですが、早速米を買って炊いてみました。

 

お米が食べたくなったというのもあるのですが、晩御飯何にするか考えるののネタが尽きたので親子丼作ろっ!と思い米を買ってみようと思ったのです。

あとドイツのパン硬いものが多いので顎関節症気味の私の顎が疲れたというのもあります。美味しいんだけどね!

 

お品書き

 

米の種類

まずは米を買いにいつものREWE(最寄りのスーパー)へ。

事前に先人たちのブログでドイツにはMilchReis (ミルヒライス)という日本米に近いものがあるという情報を仕入れていたので、それを探します。

 

ミルヒライス 0,99€ (左) とスシライス 2,99€ (右)

私の大好きなJa!ブランドから出ていました、ミルヒライス。おそらくこのお米の推奨調理法である、牛乳と砂糖と煮てライスプディングにすることからきているのでしょう。

牛乳愛好家の私としては、それで美味しくなかったら牛乳がもったいないので水で普通に炊きます。これぞ日本の心。

 

そして都日本育ちのお米、SUSHIREIS!!!

売り場で異彩を放っていたのでミルヒライスの3倍のお値段ですが連れて帰りました。

まだ炊いていないので、今度ミルヒライスとの比較もしたいです。あんまり味変わらなかったらスシライスはお高いのでミルヒライスにしたい。

ドイツ人もSUSHI好きね!ワタシウレシイヨ!!

 

いざ炊飯

1回目 無念の敗北

さて、コメは手に入ったが、私今まで炊飯器でしかご飯炊いたことありません。

まだ炊飯器なんて文明品は持ち合わせていないので、鍋でがんばります。

上手くできるか非常に心配。

 

何が難しいって、ドイツはガスやIHではなく電気コンロなのです。

これは熱しにくく冷めにくいので温度調節が上手くできない。素人が簡単に手を出していい代物ではない。

しかしやるしかない、挑戦しなければ晩御飯が親子丼ではなくただの親子になってしまう。

 

まず、米を研ぐ。これは日本と変わらず普通に研いだ。

今回は250g使う。親切なことに袋にメモリがあったので米の計量はクリア。

 

お次は水の計量。

秤は手元にない。体積も質量も計れないので目分量でいこう。

噂によると体積比は米 : 水 = 1 : 1.2らしい。ゲストハウスにある馬鹿デカカップで何となく計る。

ミルヒライス 確かに見た感じ日本の米に近い

何となくカップ満杯で1.2くらいになるんじゃないの?とおもったので、水はそんな感じで投入。

 

そしていざ加熱。

先人の知恵によると、"沸騰するまで強火で加熱、そのあとできるだけ弱火で水気がなくなるまで加熱(7~8分らしい)、あとはコンロから外して蒸らす"とのこと。やってみよう!

まずは沸騰するまで強火!

ドイツの電気コンロは0~12で温度調節できるのでここはMAXの12で勝負。

6分ほどで沸騰してきたので、ダイヤルを1へ回して絶望的な弱火にした。

とはいっても12のときの熱が残ったままなので、どこまで温度が下がったかは神のみぞ知る。

このときガラスのふたから覗いてみると、なんか表面がカピカピに見えてかなり不安になる。

もしかして水少なすぎた?と焦って邪道とは思いつつも恵みの雨が如く米に水を追加してしまう。(これが最大の敗因かもしれないと後から思う)

 

そして炊けたかどうかわからず不安なままコンロから下ろし、出来上がったごはんはというと、外はべちゃべちゃ、中はアルデンテなんて言ったらイタリア人がアラビアータになりそうな芯が残っており、なんとも悲しい気持ちになったのでした。

 

親子丼の親子部分をかけるとぎりぎり食べられるくらいの代物でした。ああ無念。

 

2回目 リベンジマッチ

そして2日後、リベンジの時。

今日は麻婆豆腐を作るので、やっぱり米は必要。

今回はドイツ経験豊富な夫氏監修のもと、米を炊いていきました。

 

前回との違いは何と言っても浸水時間。

夫曰く、ドイツで米を炊くとくは浸水と蒸らし、飯切りが重要とのこと。なるへそ。

今回は3時間ほど浸水させました。

 

そして水の量ですが、今回は質量比が米 : 水 = 1 : 1.5くらいにしました。

これで前回のように途中で恵みの雨を降らせる必要なさそう。

それと今回はパサパサ感低減を狙ってちょっとだけサラダ油をたらしてみました。

 

いざ炊飯。

まずは前回同様強火(Lv. 12)で沸騰まで突っ走る。6分半で沸騰。

そして火加減をLv. 4まで下げて5分加熱。フタアケナイ、ゼッタイ

更に弱火( Lv. 1~2)で10分加熱。フタアケナイ、ゼッタイ

最後にコンロから下ろして7分ほどおいて蒸らしました。

 

 

リベンジ米

炊けた!2回目にしていい感じに!

米を炊くことにこんなに達成感を得られたことは今までの人生であっただろうか。

 

味もおいしい!ちゃんと炊けてる!

ありがとう夫!これで次からもちゃんと炊けるよ!

 

(追記) 米の味比較

ミルヒライスとスシライスを食べ比べてみました。(当方味音痴)

ミルヒライスの特徴

柔らかくてふわっとしている。良く言えばまろやか、悪く言えば味が薄い感じ。

 

スシライスの特徴

もっちり感はミルヒライスよりある。胚芽?っぽいのが少し残っているからか大地の味強め。

 

どっちも美味しいと感じました。ミルヒライスの方がコスパ良いのでそっちでいいかなと思います。現時点ではミルヒライスで満足していますが、日本の米食べたら圧倒的美味しさに打ちのめされそう。

 

おまけ 親子丼 ~骨付きもも肉との激闘~

あと親子丼の親子部分を作るのにも苦労したのでここに書かせてください。

ドイツには骨なしもも肉は売っていないという情報を事前に得ていたので、買ってきました。骨付きもも肉。

 

たくましいプリプリもも肉

ドイツの大地を駆け巡ったであろうもも肉。律儀に右と左のセットでパックに詰められていました。まな板にはかつてここで暮らしていたであろう人たちの激闘の跡が見られますね。

 

人生で初めて生のもも肉の骨を外す。

まずは包丁で挑戦。だがここの包丁の切れ味がベリベリバッド。まったく切れず途方に暮れてしまった。

だがこれで終わりではない、こんなこともあろうかと日本からキッチンばさみを持ってきていたのである!

テキトーに骨に沿ってはさみを入れるとなんとか身がはがせた。今回はへたっぴだったので骨に身が多く残りもったいない結果になってしまったが、なんか肉を切るの楽しいね、また挑戦してきれいに外せるようになったら外し方ここに残したいです。

 

そして玉葱、白ワインとキッコーマンの醤油(ちょっとだけ日本のと味ちがうような、卵をいれてどうにかこうにか完成。(みりんは日本から持ってきたがもったいないからまだ開けてない)

ワイルドな親子丼の親子部分

せめてもう少し美味しそうに写真に残したかったがそんな気力なかった。

でも味はけっこう美味しかった。めでたしめでたし。

 

 

今日の1曲

水曜日のカンパネラ - チンギス・ハン

米にはやっぱり肉だね。

チンギス・ハン

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